タベサクの食レポブログ!

日本(と時々海外)で印象的だったお店の料理を主観全開でレポートします。うん万円する鉄板焼き料理から、メイド喫茶の魔法がかかったスイーツまで!

食レポ#025 大阪は、たった350円で芸術的スイーツを生み出した!"元祖アイスドッグ"[大阪編その3]

大阪に行ったら120%食べるべし。アイスの冷たさと揚げパンの熱さのコントラストが生み出した最強プチプラスイーツ"アイスドッグ"

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大阪の事を少しでも調べた事がある人なら、このスイーツの存在を知っているかもしれない。今まで数多くのスイーツを食べてきた私にとって、究極のシンプルフードでありながら衝撃的な美味しさを感じる芸術的プチプラスイーツこそが、大阪心斎橋にある"元祖アイスドッグ"である。

"元祖アイスドッグ"は、大阪の若者の集いの場である心斎橋の三角公園の近くにポツンと存在する。店内には、連日のように訪れたであろう著名人や観光客の記念写真やサインが所狭しと飾られている。人気と知名度の高さが伺える。私は大阪を訪れた際は必ず新規の飲食店を開拓するようにしているが、ここだけはどんなにスケジュールが詰まっていても必ず1回は訪れるようにしている。最低1回だ。多いときは1回の滞在で複数回行くこともある。そのくらい美味しく、またおやつ感覚で食べられるお手頃さのおかげでもある。

 

お店の看板メニューである"アイスドッグ"は、その名の通り揚げたてのアツアツ揚げパンにソフトクリームを挟んだもの、という至ってシンプルな作りである。それなのに…なぜあんなに感動するほどウマいのだろうか…!

 

シンプルなのに、色々な考察が頭の中を巡ってしまう。この美味しさの秘密は、パンの油のさじ加減が絶妙だからなのか。もしくはソフトクリームの冷たさとアツアツの揚げパンとのコントラストが口の中でインパクトを生み出しているからなのか。もしくは、パンに味をつけないからソフトクリームの濃厚な甘さがダイレクトに伝わるからなのか…。少なくとも私にとってアイスドッグは、甘いものの概念について考えさせられるほどの深い何かを感じるスイーツになってしまっている。そんな事を考えながら食べすすめていくと、本当にあっという間に食べ切ってしまう。

 

とにかく、ど定番すぎるだろ!と言われようがそんな店誰でも知ってるよ!と言われようが、私としては絶対に食べてもらいたい大阪グルメの1つである。

 

と、ここまで記事を書く上で、インターネット上でアイスドッグに関する事を色々と調べていった時、1つの興味深い情報に出会った。なんと、東京の原宿竹下通りにアイスドッグのお店が出店されたというのだ!東京にいながら、あの大阪のアイスドッグが食べられる!と高揚しさらに調べていくと…。メニューの写真を見ると、プラス数十円でチョコレートソースや黒蜜きなこやアップルシナモンをトッピングしたものが人気、との情報が。「なんということをしてくれたのか…」と思ってしまった。アイスドッグは、何も足さないプレーンな状態で食べてほしいのだ!ちなみに、原宿出店の話題は2014年の話であり、現在は閉店しているとのこと。なんとも切ない気持ちになった。

 

世の中には、元祖アイスドッグと似たような揚げパン+ソフトクリームという組み合わせのスイーツは数多く存在すると思う。しかし、最初の一口目は是非シンプルなものを召し上がっていただきたい。

 

シンプル度:★★★★★

人気・定番度:

何度食べても飽きない度: