タベサクの食レポブログ!

日本(と時々海外)で印象的だったお店の料理を主観全開でレポートします。うん万円する鉄板焼き料理から、メイド喫茶の魔法がかかったスイーツまで!

食レポ#016[台湾編その3] 常夏の台湾はドリンクの宝庫!喉が渇いたら気軽に入りたい"春水堂"

モチモチでプニプニのタピオカは、噛み応え抜群でもはや飲み物ではなく食べ物"タピオカミルクティー"

f:id:tabesaku:20170301104613j:plain2016 Oct

常夏の台湾では、実に様々な種類のドリンクが至る所にある。鉄板のタピオカミルクティーを筆頭に、パパイヤやパイナップルなどのトロピカルフルーツを使ったジュースも人気だ。ところが、台湾の街並みは和洋中様々な様式の建物に台湾語の看板がベタベタと貼られているカオスな状態なので、ドリンクを販売しているショップの存在に中々気づきにくい。事前に気になるお店を地図上にメモしておいて、喉が渇いたり疲れた時に近くにいいお店が無いか探す、という方法をオススメする。

かくいう私も、1日に15〜20kmペースで歩いていたので、頻繁にカフェやドリンクスタンドで喉を潤した。後々の記事で紹介するが、台北市内はここ最近サードコーヒーブームが着々と浸透しており、少し調べてもらうと分かると思うが、オシャレな内装で絶品の挽きたてコーヒーを提供してくれるカフェがそこかしこにある。

今回は、台湾の飲み物といえば定番中の定番であるタピオカミルクティーについて紹介したい。台湾についてガイドブックなどを見て調べてもらうと、"春水堂(チェンスイテン)"というお店の存在にすぐ出会うと思う。春水堂は創業1983年、台湾で45店舗を展開するお茶専門カフェで、タピオカミルクティー発祥の店として本場台湾で国民的な人気を誇っている。帰国してから知ったのだが、日本でも東京・横浜・福岡などに店舗を構えている。

高品質のお茶を提供するために「お茶マイスター認定制度」を導入しており、テストに合格した有資格者である社員のみがドリンクを作ることが許されているらしい。使用する茶葉はすべて無添加で、香料・フレーバー・防腐剤は一切使っていないので、添加物に敏感な方にとっても嬉しい。

台湾でもその人気は絶大で、商業ビルや百貨店、松山空港内にまで店舗が存在する。

 

私は、3泊4日の台北滞在中、中山駅近くの新光三越内にある店舗で、松山空港内にある店舗での2回タピオカミルクティーを注文している。どちらも中々の盛況っぷりで、ほんの少しの間ではあるが座席待ち状態だった。

 

ここのオーダーの面白い点として、ドリンクのカスタムが出来ることが面白い。注文すれば、ドリンクのサイズ(S or M ちなみにMサイズはビールジョッキくらいのサイズ!)、砂糖の甘さ、氷の量などを自由にカスタマイズすることが可能なので、自分好みの塩梅を見つけて欲しい。

 

念願のタピオカミルクティーがついにお目見えした。グラスの上には、スムージー状になった白い泡が乗っていて、底の方にはパチンコ玉サイズはあろうかという大きさのタピオカがゴロゴロと入っている。

 

まずはミルクティーを味わってみる。意外にも、甘さはかなり抑えめで、紅茶の程よい苦味が心地よい。そして何より驚いたのが、タピオカの噛み応えの半端なさである。プルプルのグミを噛んでいるようなハジける弾力がありながら、餅のようにクニクニとした柔軟性もあり、ずっと噛んでいられるくらい楽しい食感だ!ずっと噛んでいる事を考慮してなのか、タピオカ自体にも甘みがついていて、噛み飽きさせない工夫がされているのがなんともニクい。タピオカを噛み続けていると口の中の水分が失われてくるので、時々ストローでミルクティーを補充しながら飲み進めた。これは、タピオカとミルクティーのペース配分を意識しないと、どちらかが先に尽きてしまう恐れがあるので、注意しながら飲み続ける必要がある。

 

たかが飲み物一杯で、まさかここまで顎を使う事になるとは思わなかった。これは飲み物ではなく、もはや食べ物に分類しても良いかもしれない。私はこのタピオカミルクティー一杯で"食べる喜び""喉を潤す喜び"も満たされてしまったので、春水堂では他のメニューに全く手をつけることはなかった。

 

 

飲み物ではなく食べ物度:★★★★★

男女ともに好まれるかも度:★★★★

よく噛む度:★★★★★