タベサクの食レポブログ!

日本(と時々海外)で印象的だったお店の料理を主観全開でレポートします。うん万円する鉄板焼き料理から、メイド喫茶の魔法がかかったスイーツまで!

食レポ#018[台湾編その5] 台北はおしゃれ本格カフェの宝庫!滞在中特に印象に残った4店舗をご紹介

意外と言っては失礼だが、実は台北はおしゃれなカフェの激戦区で、そこかしこに本格的なコーヒーを淹れてくれる個性豊かなカフェが存在する。

3泊4日の台北滞在中、10近くのカフェを訪れたが、一部のお店で写真を撮り忘れるという致命的なミスを犯したため、今回は写真として記録に残った4店舗を紹介したい。

1.電脳街のすぐ近くにある居心地抜群のシンプルカフェ"蘿菈愛咖啡 Rola I Coffee" / 忠孝新生駅

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華山1914(正式名称は華山1914文創產業園區)は、その名の通り1914年に作られた国営のお酒工場の跡地をリノベーションした、文化・商業施設である。レンガ造りの倉庫の中を改装し、雑貨屋やカフェ・ギャラリー等、台北の最先端の流行に触れられるスポットだ。

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"蘿菈愛咖啡 Rola I Coffee"は、そんな施設のすぐ近くにあるガラス張りのシンプルなカフェで、華美な装飾を施さない空間が逆にオシャレでカッコいい。私は華山1914を目指していたが、駅からかなり歩いて疲れきっていたため、半ばなりゆきで入った。

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私は冬でもアイスコーヒーを飲むほどのアイスコーヒー好きなのだが、今回は気まぐれでアイスカフェラテ、スイーツにチーズケーキを注文した。アイスコーヒーはミルク多めで滑らかな口当たりでありながら、しっかりとコーヒーの香りとコクの深みを感じられ、バリスタのレベルの高さが伺える。チーズケーキも日本国内の本格カフェと遜色ない美味しさだが、逆に日本でも同じようなものが食べられるとも言える。

 

2.音楽好きにはたまらない憩いの空間。4足歩行の可愛らしい店員さんにも出会えるかもしれないオフラインカフェ"離線咖啡(Offline Cafe)"

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こちらのカフェも、華山1914の敷地内にある。店名の「離線」は台湾語でofflineという意味で、お客さんに少しでも忙しい日々から遠ざかってほしいという意味が込められており、実際Wi-Fiの提供は無い。店内は窓が小さいためやや薄暗く、そういった所も外の世界とのギャップを感じられる。台湾の人気バンドのメンバーがオープンしたお店というだけあり、店内で流れる音楽も心地よく、吹き抜けのお店でよく響き、日常を忘れそうな気分に浸れる。

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カプチーノをたしなんでいると、どこからともなく足の短いボンレスハムのような犬が現れ、私の足元近くにちょこんと座った。さすがお店の看板犬、人懐っこいなぁと感心していると、次の瞬間にはプイッと違う客の所へ行ってしまった。猫のように気まぐれな犬だった。

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3.台湾でもサードウェーブコーヒーブームが熱い!流行のアンテナを張り巡らせた人が訪れる本格派カフェ"All Day Roasting Company" / 南京三民駅

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台湾について紹介するキュレーションサイトのまとめ記事に目を通すと、恐らく確実に目にするくらい有名かつハイレベルなカフェ。店内にはFree Wi-Fiが通っているので、ノートパソコンを持ち込みドヤ顔で調べごとをする流行感度の高い若者も多く見かける。

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ここは、単純にコーヒーがめちゃくちゃ美味しい。出来てまだ時間が経っていないにも関わらず、その評判で一躍有名になったお店だ。コーヒーの美味しさの秘密は、コーヒーの抽出の際に使われている「Steampunk(スチームパンク)」というマシーンにある。実は日本でも、このコーヒーの抽出にSteampunkで入れたコーヒーを飲めるお店は数件しかない。東京でも青山の"COUTUMEクチューム"や、西麻布の"丸山コーヒー"など、貴重である。マシーンを作っているALPHA DOMINCHE社というメーカーは、ホームページもとんでもなくかっこいいので、興味のある方は是非調べてみてほしい。

 

4.老若男女が訪れる、カフェ初心者でも入りやすい雰囲気の庶民派カフェ。"GaBee.咖啡店"

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「GABEE」は台湾語で「コーヒー」を意味する言葉。どストレートなネーミングである。私が訪れた際、店内はほぼ満席で、学生カップルと思しき2人組やママ友のようなおばさんグループなど、実に多様なお客さんが利用していた。

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老若男女のターゲットに配慮してなのか、コーヒーをオーダーするとカフェインの濃い薄いを聞いてくれる。また、コーヒーには基本的に砂糖が入っているので、必要なければ一言お願いする。私は店の方針ややり方には素直に従い受け入れるタイプなので、あえて砂糖ありでアイスコーヒーを注文したが、しっかりと苦味とコクが効いているので甘さが気になることは無かった。店内にはお店のオリジナルカップなど様々なグッズも売っており終始アットホームな雰囲気なので、意識の高すぎるカフェに抵抗のあるような人にはオススメだ。

 

台北市内には、日本にも引けをとらないカフェが至るところに存在することが分かった。ただし、それらのお店は得てして日本のものと同等くらいの金額がかかるのもまた事実だった。