タベサクの食レポブログ!

日本(と時々海外)で印象的だったお店の料理を主観全開でレポートします。うん万円する鉄板焼き料理から、メイド喫茶の魔法がかかったスイーツまで!

食レポ#021 横浜中華街なのにカレー?数年前からTVで何度も紹介されている人気店"元町・中華街 保昌"

トロみの強いテッカテカのルーが期待を煽る。中華料理とカレーの華麗なるコラボ"牛バラ肉カレーご飯"

f:id:tabesaku:20170308145411j:plain2016.Jun

私がこのお店の存在を知ったのは、2014年に日テレで放送された『月曜から夜ふかし』のカレースペシャルの回だった。世間では甘口派と辛口派のどちらが多いのか、カレーを食べると加齢臭が抑えられる説、カレーを食べるとIQが上がる、などカレーを切り口にした数々の企画で最初から最後まで突っ走っていた事を今でも覚えている。そんな回で紹介されたカレー屋の中で最も興味を持ったお店が、横浜中華街にある中華料理屋"保昌(ほしょう)"である。

まず、『横浜中華街なのにカレー!?』という驚きが最初にくるが、どうやら横浜中華街では中華風にアレンジしたカレーを提供するお店が10店舗以上もあるらしい(2014年時の話なので、現在の店舗数は不明)。そして何より、スタジオで実食された現物が、テカテカのルーでシズル感がえげつないことになっていた。その後も、何度もTVで取り上げられていた為、知っている人は知っている超人気店だと思い知らされる。

 

そして昨年(2016年)、ようやく実食する事ができた。店は、中華街のメインの大通りから一本入った小道に位置している。料理の写真をデカデカと掲げているので、見つけやすい。平日の14時頃に訪れたせいか、幸い店内に客はほとんどおらず、並ばずに席につくことができた。お目当のメニューは"カレー"ではなく、"牛バラカレーご飯"という品名だった。

 

出てきた実物は、白い皿に白米とカレールーのみという超シンプルな見てくれで、清々しい。テレビで見たまんまのテカテカなルーの秘密は、とろみ付けに片栗粉を使っているからだと思われる。店内の照明のせいもあってか、ライトアップされた宝石のように輝いているルーは、具も牛バラ肉とタマネギのみで潔さを感じる。

 

しばしルーの輝きを鑑賞した後、いよいよ実食。とんでもなくウマい。がしかし、ただのカレーとは明らかに別物だ。これは、ルーの味付けに鶏ガラスープ・醤油・豆板醤・中国酒などを使って中華風にアレンジしているからなのだが、全然受け入れられる。このどこかで食べた事のある感じは、和風カレーだ!カレーのトロみ加減も絶妙で、ご飯によく絡んでいる。タマネギのシャキシャキ具合が良い歯ごたえのアクセントになっていて、牛バラ肉の柔らかさがより一層引き立っている

 

そこそこの辛さとボリュームがあったはずなのに、あっという間に食べ切ってしまった。しっかりとした濃いめの味付けなので、ビールとの相性も良い満足できる逸品だった。

 

カレールーの光沢のシズル感:★★

トロトロ感と柔らかさ:

辛さと味の濃厚さ: