ちょっと奮発すれば、ディズニーの中でも本格的なコース料理を味わえる!"シェフのおすすめディナーコース"
私は、ディズニーランドとシーが大好きだ。ここ最近は、年に1回は必ず行っている。不思議なもので、齢をとればとるほど面白さが増しているように感じられる。ディズニーシーのナイトショーである「ファンタズミック!」の数十分前から流れるBGMはとても秀逸でカッコいいと思うし、ディズニーランドのエレクトリカルパレードはそのきらびやかさと技術の素晴らしさに涙を流すことだってできる。
最近は、お泊まりディズニーに完全にハマってしまった。閉園ギリギリまで思いっきり遊んで、すぐ近くにあるホテルにチェックインして、窓辺から見渡せる施設を見て余韻に浸りながら缶ビールを飲む。私が今まで体験した中で最も最高の休日の過ごし方の一つだ。パーク内のホテルって、ものすごく高いんじゃないの!?と思われるだろうが、ディズニーオフィシャルホテルの中にも朝食付きで1人1万円程で泊まれるホテルもある。終電の心配を気にする必要も無いし、遊び疲れた中帰る面倒臭さも無いし、お酒も飲めるし、お泊まりディズニーは最高にオススメである。
そんな数回の来園で出会った、パーク内の素敵な料理も当ブログで食レポしていきたい。ディズニー内にも、他所のお店に負けない本格的な味を楽しめるレストランが数々存在する。
第一回目に紹介するのは、東京ディズニーシーにある"S.S.コロンビア"。パーク内に入って左側に進んだ先にある巨大な豪華客船の中にあるレストランである。200席ほどもある広々とした空間で、コース料理やアラカルトを楽しむことができる。
入場の際に渡される地図兼パンフレットをよく見てもらうと分かるが、パーク内のレストランは価格帯ごとに¥マークの数が異なり、¥〜¥¥¥までの3つのグレードに分かれている。"S.S.コロンビア"は一番リッチな¥¥¥クラスで、コース料理は大体5000円前後だ。ディズニーシーなので、もちろんお酒だってある。船上レストランさながらのきらびやかな装飾で彩られた内装のクオリティーは高く、シーの中でも人気店の一つだ。混雑が心配な方は、「プライオリティ・シーティング」という予約システムを使って事前に席をおさえておくことをオススメする。
私たちは、16時頃に予約なしで向かったが、2月の平日だったこともあってかほぼ並ばずに入ることができた。ディナーの基本メニューはコース料理となっており、前菜とスープとパン、メインディッシュは
ローストビーフ、粒マスタードソース
または
ローストビーフとオマール海老のオーブン焼き
粒マスタードソースとトマトとオニオンのレリッシュ
の2つから選べる。メインをローストビーフ単体にした場合は、90g・140g・190gの3通りのサイズから選ぶ。食後にはグラスデザートというものが付いており、4種類の中から2つ選ぶことができる。サイドメニューも充実していて、ディズニーシーにいながら超本格的なコース料理を味わうことができる。
私は欲張ってローストビーフとオマール海老が両方入ったものを注文したが、どちらもとてもうまい!ローストビーフはやや肉厚で、噛めば噛むほどジューシーな旨みが口いっぱいに広がってくる。粒マスタードソースのピリッとした辛さが絶妙なアクセントとなっており、ソースの有り・無しで2度楽しめる味だ。
オマール海老も肉厚のプリプリ。火の通し加減が絶妙で、口の中ではじけるようだ。ソースもタマネギの甘みがポイントになっていて、海老の淡白な味との相性も抜群だ。
メインディッシュはもちろん美味しいが、意外だったのがパンの美味しさだった。表面にミッキーのマークが刻印されている気の利きよう。表面はカリッと、中はフワフワでモチモチ。普段食べているパンがいかにネチョネチョとしていたのか思い知られる口当たりの軽さだ。
ディズニーの中には、チュロスやポップコーンなどリーズナブルな値段で美味しい食べ物もたくさんあるが、もしお金にちょっとだけ余裕があるのであれば、本格的なレストランにも是非トライしてみてほしい。
豪華客船の再現度:★★★★
大人向け度:★★★★
味の満足度(ディズニーシー内で):★★★★★