タベサクの食レポブログ!

日本(と時々海外)で印象的だったお店の料理を主観全開でレポートします。うん万円する鉄板焼き料理から、メイド喫茶の魔法がかかったスイーツまで!

食レポ#030 人生初のイタリアでの食事は、ローマ到着の夜にフラッと入ったお店。これが大当たり!"Ristorante Mensa di Bacco"[1stイタリア編 その1]

プリプリを超えたプリプリ!それ以上の形容詞をつけようがないムール貝の大盛りパラダイス"シーフードパスタ"

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本記事から数回に渡り、2016年9月に行ったイタリア旅行で訪れたお店を紹介していこうと思う。初めにこれだけは言っておきたいが、ピザやパスタを始めとしたイタリア名物料理は、人生で一度は必ず現地で食べてみてほしい!日本にも本場に引けを取らないイタリアンが味わえるお店はたくさんあるが、それでも現地の料理にはやっぱりかなわない!そう思わされたお店がたくさんあった。

なぜこのタイミングでイタリア編の記事をしたためるのかというと、来月ミラノサローネ視察のためにミラノへ飛ぶからである。まさか半年後に再びイタリアを訪れることになるとは思わなかった。光のような速さでお金が飛んでいく。ミラノでのレポートはリアルタイムでブログにアップしようと思っているので、それまでに去年のイタリア旅行で出会ったお店は全て紹介し終えたいところだ。

 

人生初のイタリア旅行は、ローマ入りからマテーラという地域で1泊→ナポリで2泊→ローマで2泊という弾丸ツアーだった。つまり、イタリアの真ん中から南の地域しか観光していない。日数にしてたったの5日ほどだったが、その中で深く記憶に残るレストランにいくつも出会う事ができた。

 

機材トラブルが多い事で有名なアリタリア航空でフィウミチノ空港へ到着。外は既に夕暮れ時だった。その後鉄道を使いテルミニ駅に向かい、その日泊まるホテルへ直行。ここで、ホテルが入っているマンション?の入り口の鍵が閉まっているというまさかのトラブルに遭遇。たまたま帰ってきたマンションの住民に入れてもらい、なんとかチェックインする事ができた(19時を過ぎたチェックインだったため、ホテルのスタッフも不在だったらしい)。到着早々のトラブルで疲労困憊のせいか、妻は部屋に入るなり眠りに入ってしまった。私は元を取るために近場のレストランを探しに街へ繰り出した。

 

元々、宿泊するホテルの近くにある美味しそうなレストランはトリップアドバイザーでチェック済みで、まずはその中でも最も評判のいいお店に行ってみた。が、あまりにもオシャレな外観に尻込みしてしまい、気持ちを切り替えて、半ば不本意ではあるが向かいのカジュアルなレストラン"Ristorante Mensa di Bacco"に入ることにした。幸い屋外に用意されたテーブル席にいくつか空きがあったので、待つことなく席に着く事ができた。

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私がフラッと入ったこの"Ristorante Mensa di Bacco"に限らず、周りを見渡せば店の前の道にテーブル席を用意しているレストランが多数見受けられ、夜のローマの街はレストランの灯りで彩られている。料理を待つ間にどこからともなくギターを抱えたおっさんが現れたかと思いきや、道のど真ん中でおひねり目当てに歌い出した。イタリアに入国して数時間しか経っていないにも関わらず、既に別世界へ来てしまった感がとてつもない。

 

そうこうしているうちに、注文したシーフードのパスタがやってきた。恐らく数人で取り分けて食べる量であろう大皿の上には、ソースのせいか少し赤みがかった太めのリングイネパスタと、これでもかという量のムール貝をはじめとした魚介類がゴロゴロ乗っている。試しに一番数が多いムール貝を一つ食べてみると、これがメチャクチャにうまい!身が大きいにも関わらず芯までプリプリである。ありきたりな形容詞になってしまうが、プリプリよりふさわしい言葉が見当たらないくらい弾けるような食感だ!何よりも、残量を気にしなくていいくらいゴロゴロと盛られているのが嬉しい。

パスタも絶妙なアルデンテ具合で、噛めば噛むほど魚介のソースの旨味が口いっぱいに広がる。

嬉しい誤算だが、初日にしてイタリアの食材のポテンシャルのハードルはガン上げ状態になってしまった。今後、ここまで美味しい料理にここまでリーズナブルな価格(日本円にして1200円ちょっと)で運よく出会えるのだろうか?と少し不安になる程だ(その不安は後に解消される事となる)。

 

イタリアに来て初めて食べた料理は、意図せずホテル近くでフラッと入ったレストランのパスタだったが、幸運にもとても美味しい味に出会う事ができた。今振り返ると、全ての料理の中でも一二を争う美味しさだったんじゃないかというほどだ。とはいえ、1回目のイタリア旅行でナンバーワンだった料理は、次の記事で紹介する料理である。乞うご期待!

 

ムール貝のプリプリ度:★★★★★

魚介の量の太っ腹度:★★★★

コストパフォーマンス:★★★★