オシャレな店内にリーズナブルな値段。だけど味はしっかり本格的!"チーズスライス"
2017.Jan
最近とあるメンズ雑誌で、代官山に"PIZZA SLICE(ピザ スライス)"というイケてるピザ屋が存在する事を知った。何でも、ここの店長は失恋をきっかけに着の身着のままニューヨークへ渡米し飛び込みでピザ屋で働かせてもらい、そこでピザ作りの経験を積んだらしい。そして日本に戻り、代官山に本番ニューヨークスタイルのピザを手軽に食べられる店を開き、東京の若者を中心にブームになっているとの事。
ネットで調べてもらうとすぐに分かると思うが、まずホームページの作りが既にオシャレである。そしてやはり、店内もオシャレである。まさに"ブルックリン・イン・ジャパン"と言える細部へのこだわりだ。仕事柄、ニューヨークのインテリアがどういうテイストかを調べた事があるから分かるが、再現度はかなり高い。ニューヨークスタイルのおしゃれな門構えのお店にやや緊張しながら入り、恐らく一番スタンダードなメニューであろう、"チーズスライス"とコーラを注文した。
ピザは20インチサイズのピザを8分割にカットした、薄い生地のクリスピータイプのピザである。意外にも、見た目の割に優しい味だ。生地にあまり塩味を効かせてないからだと、耳の部分を食べて気づいた。生地もパリパリで、チーズのトロトロ感とのギャップが楽しい。上にかかっているトッピングも至ってシンプルで、”こういう変な小細工のないシンプルなピザで良いんだよ!”と全面同意したくなる。裏面も焦げムラが無く、やはり腕の良い店員さんが焼いているようだ(昔某番組で、いいピザの見分け方のコツとして、裏面の焦げの入り方が全体に均等にほんのりついているかが目安になる、という知識が紹介されていた)。ファッショナブルな雰囲気のお店だからと侮るなかれ、普通に本格的で美味しい。
普通ピザというと、ホール単位で売っている事がまだまだ一般的で、どうしても食べ飽きてしまったり残ってしまう事が残念だった。最近は、ここのお店みたくカット単位で販売しているお店も増えてきたのがありがたい。カット単位で提供してくれるので、ちょっと立ち寄った時やおやつ代わりにちょうどいい店である。立ち寄った際は、メニューやピザボックスに使われている素敵なグラフィックにも是非注目してほしい。
シンプル度:★★★★
お洒落な気分に浸れる度:★★★★★
お手軽度:★★★★